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《ネタバレ》 ■本来、こういった麻薬問題を扱うと
話がどんどん大きくなっていって、茫漠としてしまうものだけど 一つの復讐譚に収斂させた脚本がまず良かった。 ■しかし、この脚本には致命的な欠点があって、 よく言うと寓話的、悪く言うとマンガ的(こんなんありえるかいってゆう世界)。 ベニチオデルトロが超人化してしまっており、もはやゴルゴ13である。 ところどころ台詞もクサイ。 ■ところが、この脚本に、この監督がうってつけなのである。 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は、これまでの作品でも いわゆる寓話的な物語を現実世界にフィットさせて撮ってきた。 脚本が監督好み、得意に合っていたと思う。 遠景から近寄ってからの、カットバック多用において、 映像の捉え方、切り抜き方が良い!絵画的な切抜き方?(一枚で見ても映える) リアリティーとファンタジーの絶妙なミックスは、この監督の特徴だと思う。 ■唯一の不満を挙げると、最後のベニチオデルトロと女主人公の邂逅シーンが不要だと思う。 続編へのブリッジなのかな? 【わんたん】さん [映画館(字幕)] 9点(2016-05-07 09:34:53)
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