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《ネタバレ》 パンデミックものながら感染はあくまでも味付けで、ヒューマンドラマを描いた作品。ある日を境に嗅覚→味覚→聴覚→視覚と失っていく。起った出来事は解決することなく視力を失った後の世界も描かれていないが、最終的には皮膚の触覚まで失うのかもしれない。すべての感覚を失った人間はそれでも頑張って生き続けるんだろうか?氷河期のマンモスたちみたいに絶滅してしまうのだろうか?パニックになって自ら死を選んだり強奪や殺人などもそれなりには起きるんだろうが、それでも意外と失った感覚にうまく折り合いをつけて日々の暮らしを取り戻そうとする人は案外多いのかもしれない。感染症による世界的なパニックよりも主人公と身近な人間の日常と感情にだけ焦点を当てて淡々と描いているのはリアルでよかった。ただし全体的に派手さはなくてすごく地味。
【時計仕掛けの俺んち】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2013-02-14 22:39:13)
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