| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 見ごたえのある映画。
小林桂樹と仲代達矢の見事に心理描写された演技、それを支える周りを固める役者の演技、ストーリ展開、全てが、ドンピシャと決まっており、最後にどんでん返しまで用意されており、一気に引きこまれた。 最初に犯行シーンを見せて事件解決に到るまでの過程を描くという手法は、刑事コロンボ風ではあるが、法廷劇を絡めて心理描写、社会批判を物語の核に置き、主人公をヒーローにしないところが、今見ても目新しい。 外国映画であっても、このような展開のものはあまり観たことがなく、これが1963年の日本映画だということに、驚きを感じる。 この作品は、CSでたまたまやってたから観たのだが、巨匠に名を連ねる様な有名監督作品でなくても、まだまだこんな埋もれた名作があるって、日本映画、ホントにすごかったんだと思える作品。 【nobo7】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-02-06 21:01:18)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |