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赤ひげ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 赤ひげ
製作国
上映時間185分
劇場公開日 1965-04-03
ジャンルドラマ,医学もの,時代劇,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 人情もので3時間はキツイかなぁと思ったが、冒頭から見るものの興味を強く引く見せ方で始まり、一つ一つでも一本の映画ができてしまいそうなエピソードをうまく絡ませながら、若い医者の成長物語という太い幹を完結させるという、見事なシナリオ、展開、演出と得意の映像マジック、役者の演技に全く長さを感じなかった。主役の三船敏郎、加山雄三は演技云々ではなくその存在感でしっかり見るものを魅了し、脇役もすべて名演技でそれぞれの役を完璧にこなし、特に子役の仁木てるみ、頭師佳孝の眼、動きのうまさには舌を巻いてしまった。役者の個性、うまさと黒澤監督の完ぺきな演出、映像作りのなせる業だろう。この時代にシネマスコープなのに白黒にこだわったのも、江戸時代の貧乏な町民の世界の雰囲気を陰影のみで巧みに表現するため、と頷けてしまう。
nobo7さん [DVD(邦画)] 8点(2009-08-23 03:36:36)
その他情報
作品のレビュー数 142件
作品の平均点 8.01点
作品の点数分布
010.70%
100.00%
200.00%
310.70%
421.41%
564.23%
61611.27%
72416.90%
83021.13%
92719.01%
103524.65%
作品の標準偏差 1.74
このレビューの偏差値 49.95
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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