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斬る(1968) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 斬る(1968)
製作国
上映時間114分
ジャンルアクション,コメディ,時代劇,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  反体制精神を目一杯こめながらも、娯楽映画として、テンポ良くコミカルに創り上げた快作。

 「椿三十郎」とストーリーも似ており、尺も短く気楽に見られる軽妙時代劇として同じような娯楽作品であるが、まさに、黒澤監督と岡本監督の作風の違いがハッキリと見て取れる。

 黒澤監督は、コミカルで軽妙ながらも静と動を使い分け、どこかに重厚さを感じさせるのに対し、岡本監督のこの作品は、テンポよく流れるようにラストまで持って行くように作られている。映画を芸術として捉えると黒澤監督に軍配が上がるが、身構えずに見る娯楽として捉えると甲乙付けがたい。

 岡本監督のエッセンスがふんだんに詰まった作品である。
nobo7さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-01-09 19:38:28)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 6.36点
作品の点数分布
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419.09%
519.09%
6327.27%
7545.45%
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作品の標準偏差 1.07
このレビューの偏差値 55.58
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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