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《ネタバレ》 素直に笑えた。全ておちゃらけのように見えて、ハドリアヌスの功績、死後の神格化の問題など、きちんと史実を追ってるところが好感度極大。久しぶりに塩野さんの本を読み返したくなった。10年ぶりくらいに上戸さんに少し好感が持てた。
歴史って知らないより、絶対知ってる方が人生楽しくなることが多いと思う。 早速読んだ塩野さんから「ハドリアヌスは、自分が巡行する各地を、当時のローマ人ならばただちにわかる象徴図と文字で表した通貨を発行することで、示すことにしたのである」(賢帝の世紀P228より) すごいなあ、この原作者。まともに感心した。 追記 映画を見て理解できないことに出会う。もし、それが製作者のひとりよがりによるものだったら、そんなものは無視すればいい。けれどもそれが自分の知識不足によるものなら、このネット社会、ほんの少しだけ調べてみてもいいんじゃない?もちろん、知識が無ければ楽しめないような作品を作る製作者の方が基本的には歩が悪い。だけれど、ほんとに少しの労力で得られる知識がないばかりに、一つの映画を楽しめないのは、もったいない。(もちろん史実を大分アレンジしてるけどね) う~ん上記のべた褒めが自分でも少し恥ずかしく。筋が分かっての2回目の鑑賞がこれくらい落差のある映画も珍しい。端的にいうと、ハドリアヌスが成功しようが、失敗しようが、神格化されようがされまいがどうでもいいって感じで。 キャラクター中心に映画を見る自分にとって、登場人物にも、また中の人にもまるで思い入れが持てない映画は長く感じる。 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-27 14:41:27)
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