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三十九夜 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 三十九夜
製作国
上映時間88分
劇場公開日 1936-03-05
ジャンルサスペンス,モノクロ映画,ミステリー,小説の映画化,スパイもの
レビュー情報
「なぜ登場人物はほかの登場人物の言うことを信じるに至ってしまうのか」という裏付けをかなりすっ飛ばしていて、今どきならこういう脚本では映画に出来ないだろうなあと思うけれど(初期のヒッチコック作品にはこういうのが実に多い)、そういうムダな(?)描写に時間を費やすことなく、「信じたのだから信じたんだよ、ほら、信じたとおりだっただろう?」とばかりに前進して行く。のちにアメリカに渡ってからの「逃走迷路」、「見知らぬ乗客」、「知りすぎていた男」、そして「北北西に進路を取れ」などの作品で繰り返されることになるディティール満載で、そういう逃走劇のシチュエーションばかりをダイジェストでつなげて作ったような作品。やってみたいことを一本の作品にむりやり詰め込んでみたんだろうという印象。演出/編集/カメラワークなどで面白いシーンがいろいろとあり、見返せばまた「こんなことをやっている」というのが見つかるだろう。
keijiさん [DVD(字幕)] 7点(2010-02-05 10:47:19)
その他情報
作品のレビュー数 34件
作品の平均点 6.71点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.56
このレビューの偏差値 51.20
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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