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アリス・イン・ワンダーランド のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アリス・イン・ワンダーランド
製作国
上映時間109分
劇場公開日 2010-04-17
ジャンルアドベンチャー,ファンタジー,シリーズもの,ファミリー,小説の映画化,3D映画
レビュー情報
《ネタバレ》  まず3D映像については、従来の二次元撮影カメラで撮影しているせいで、ポスト・プロダクションでの不完全な3D映像。つまり写真を切り抜いて並べて動かしている感じで、違う人物間の前後の差は立体的に出ているけれど、同一人物内の立体感はまるでなし。店頭の等身大アイドルの看板が動いてる感じ。時代が経てば、この作品などは「初期の3D映画には情けないモノもあった」と云われるようになるでしょう。
 内容はさすがディズニーで、ルイス・キャロルの原作から、映画版「ナルニア国物語」のような、浅い勧善懲悪ストーリーをよくぞ紡ぎ出したものだと感心する。元にあったナンセンスなロジックの遊びやチェスゲームは全滅で、この映画のタイトルは「アリス・キングスレーの冒険」と変えた方がいいと思う。ラスボスは「鏡の国のアリス」のなかで読まれる、有名な「ジャバーウォッキー」の詩から持って来ちゃっているけれど、このジャバーウォッキーのCG造型が、かなり情けなくて泣けます(原作の有名なイラスト、テニエル作の造型と比べてほしい)。
 ティム・バートンらしい毒気はもうほとんどないのだけれども、芋虫の吐く煙、当時の阿片大陸中国への出発、ラストにむくむくと大きくなるキノコなど、ドラッグへのほのめかしはあるのかも。しかし、バンダースナッチの住処の中で、どーしてアリスは突然眠ってしまうの???
keijiさん [映画館(字幕)] 2点(2010-04-24 22:42:26)
その他情報
作品のレビュー数 141件
作品の平均点 5.23点
作品の点数分布
021.42%
100.00%
232.13%
3107.09%
42417.02%
54431.21%
63222.70%
71913.48%
842.84%
921.42%
1010.71%
作品の標準偏差 1.54
このレビューの偏差値 36.41
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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