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ウディ・アレンの重罪と軽罪 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ウディ・アレンの重罪と軽罪
製作国
上映時間104分
劇場公開日 1990-04-06
ジャンルドラマ
レビュー情報
この時代のウディ・アレンの軽薄さ、ごう慢さ、ひとりよがりを端的にあらわした映画。マーティン・ランドーのストーリーはともかくとして、自分が演じる「良心的であるがゆえに売れない映画監督」と、「軽薄でごう慢なTVディレクター」のストーリーで、いったいなにゆえに映画監督側を「可」と判断し、TVディレクターを「不可」と判断するのか。陰でコソコソとディレクターの悪口ばかりを云い、そのディレクターの映像にムッソリーニの映像を重ねるという悪趣味をしでかしている(この演出は、ムッソリーニはファシストで歴史上の「悪」であるという定説にしたがっているだけで、映画的に何らすぐれた演出などではない)のは誰か。「愛」がどうのこうのと説く教授(この教授の説がまたくだらない)を取材さえしていれば「良心的」と言えるのならば驚きだ。ミア・ファローの選択はおそらく正しい。この映画こそが「軽薄」そのものの例証。パーティーが大好きな人間など、こんなものだろう。スヴェン・ニクヴィストの美しい撮影が空しい。
keijiさん [ビデオ(字幕)] 2点(2010-03-09 18:03:26)
その他情報
作品のレビュー数 30件
作品の平均点 6.93点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
2310.00%
300.00%
426.67%
513.33%
6413.33%
7516.67%
8723.33%
9620.00%
1026.67%
作品の標準偏差 2.24
このレビューの偏差値 40.12
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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