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愛する人 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 愛する人
製作国米,スペイン
上映時間125分
劇場公開日 2011-01-15
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 カレンは家政婦から聞いた母の言葉を知り「何故私に言ってくれなかったの」と言う。
彼女は自分の娘と言葉を交わすことができないばかりか、母親からも心の内を話してはもらえなかったのです。
カレンがギスギスしていたり、パコに気を遣わせてしまうのは、ずっと娘への思いがあったからなのでした。
娘のエリザベスが男から恐がられたり、一人でいるのが好きなのも、同じように母への思いがあったからなのでしょう。

パコの娘はこう言っています「血のつながりより、一緒にいる時間が大事」と。
そのとおりです。家族は一緒にいる時間が長いことが、絆にもなっていると思います。
しかし、最後のエリザベスにあてた手紙にはこうあります。
「今日、エラに会った。38年間を一緒に飛ぶ鳥のようだった。彼女は心のよりどころ(Peace)だ」と。
カレンはエリザベスに会うことはできなかった。
でも彼女の生んだ命に会うことはできた。
それは38年間の悲劇を飛び越えるほどの喜びだった。
子どもって、本当にかげがえのないものです。
原題の「MOTHER AND CHILD」に込められた思いが伝わる秀作でした。

ps:個人的に一番好きなシーンはルーシーの母が「あきれた人ね、あなたが子どもを育てる世界初の女性なの?泣き言いうんじゃないよ、母親になるんだから」と一喝するシーンです。
ヒナタカさん [映画館(字幕)] 7点(2011-03-24 17:33:44)
その他情報
作品のレビュー数 16件
作品の平均点 7.19点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.07
このレビューの偏差値 48.37
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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