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夢売るふたり のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 夢売るふたり
製作国
上映時間137分
劇場公開日 2012-09-08
ジャンルドラマ,犯罪もの
レビュー情報
《ネタバレ》 夫に結婚詐欺をさせる妻・里子の真意とはなんだったのでしょうか。
夫・貫也が言った『腹いせ』だとは自分には思えません。
自分には、それは純粋に貫也の夢のために思えます。
しかしその気持ちと裏腹に、女性と接触する貫也に嫉妬を感じていた。
それでも彼女は、貫也のため、夫に詐欺をさせた・・・
さらに彼女は、そんな自分の人生を『卑怯』と言うのです。
そして、彼女の本当の願いは、貫也とともに幸せな家庭を作ることなのではないでしょうか。
映画の後半で、里子は『お義父さん(イントネーションから、おそらく貫也側の父)』に「こんど2人で帰るから」と涙ぐみながら言っていました。
詐欺行為の発端になった女性・玲子にはお金を返しましたし、彼女の目的が「他人に不幸にさせる」というのは、疑って掛かるべきことでしょう。
包丁を持った彼女が『子ども』に救われたのも、それをあらわしていると思います。
自分は、この映画で一番悲しい存在なのは、
女性とつきあう貫也に嫉妬し、
その貫也の行動を彼の夢のために肯定し、
他人の人生にのっかり、
さらに自分は卑怯だと思っている、
里子だと思います。
ヒナタカさん [映画館(邦画)] 7点(2012-09-09 18:56:10)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 49件
作品の平均点 6.45点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.07
このレビューの偏差値 54.81
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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