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《ネタバレ》 終盤の展開が不愉快でした。ジョンは法を遵守している男でした。
しかし終盤にコマンチ族を殺されたジョンは「これなら無法者のほうがマシだ!」と言い、ふっきれたように、トントとともに銀行強盗をしてダイナマイトを盗み、橋を壊し、列車を破壊し、銀を湖の底に沈める・・・あまつさえ、悪人を殺すのです。 そこには一切の躊躇や葛藤はありません。ジョンはテロリストであり、犯罪者です。 こうなると、ジョンにも当然の報いがくる・・・と思いきや全然そんなことにはなりませんでした。 なんとジョンは「鉄道を救ってくれてありがとう!鉄道の開通を祝おう、君はヒーローだ!」と表彰をされるのです。 いや待てと、ジョンとトントは列車をジャックして壊したんだと、橋をダイナマイトで壊したんだと、列車の運行の助けになりそうな銀も捨てたんだと・・・なんでそれがヒーローになるのでしょうか? 確かに悪人コールを倒してはくれましたが、破壊行為をしたジョンは非難の的になるべきではないのでしょうか?その非難があっても己の正義を貫いてこその「孤高の戦士」ではないのでしょうか? 主人公がかつての「法を守る」信条を変え、テロリストになったのはとても重いことです。主人公の葛藤や罪として描けばドラマもあったでしょう。 それを全く描かず、最後は「考えを変えたおかげでヒーローになってよかったね」で終わっているこの結末が、許せません。 【ヒナタカ】さん [映画館(吹替)] 4点(2013-08-03 22:27:59)(良:1票)
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