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中学生の頃、戦闘機に夢中だった私が各種洋画劇場でビデオ録画し、繰り返し鑑賞した作品です。行きつけの名画座でトニー・スコット作品2本立ての1本目が『アンストッパブル』、そして2本目が本作とのことでパンパンの期待で観に行きました。が、『愛と青春の旅立ち』をトムキャットでコーティングした激甘のラブロマンスでした。F-14での訓練・戦闘シーンの記憶が色濃く残っていましたが、十数年振りに鑑賞してみると添え物程度。演技力を必要としないご都合主義的なカットとありがちな展開で、ルックスがそこそこ良ければ誰が演じても同じような作品といわざるを得ません。せっかくのトム・クルーズもこれでは勿体ないです。リアルに思えたドッグ・ファイトも、派手な機動をぶつ切りにして編集されていて、空中戦特有の3次元感覚が皆無であり、誰がどこに位置していてどんなふうに有利で不利なのかがわからず、都合よく騙されているような印象を受けます。評価は思い出補正なしだとこんなものでしょう。ただ、映画館で鑑賞できたのは貴重な体験だったので+1点してます。
【さめがい】さん [映画館(字幕)] 5点(2011-04-13 00:17:55)
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