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《ネタバレ》 前作は視聴済、原作も既読のファンです。
名作はやはり名作だった。 前作では原作よりカットされたシーンが大ヒットにより追加されたのが今作。 126分だったものが約40分追加され168分になった。 元々2時間だったものが3時間近くなったのだからシーンごとの印象も変わったりして 体感的には1時間半の再視聴と1時間半の新作を見た印象だ。 これで監督が当初構想していた通り原作を完全アニメ化した事になる。 正直言うと今作はスルーするか迷った。 でも観に行って良かった。 キャラクターが動き声が付くとまた違った良さがある。 今作では前作で脇役だった遊女のりんがメインキャラの一人として出てきている。 周作が惚れてたりんが出たことにより周作とすずが橋の上で互いに昔好きだった相手を思い起こしながら 昔想像していた幸せな未来像とは違ったものになったが 今こうして幸せでいられるのも伴侶のおかげだ。 そしてすずが「世界の片隅に私を見つけてくれてありがとう。」と言うシーンが生きてくる。 ただ一般的に3時間はやはり長い。 自分を含め映画好きならこっちの方が楽しめるとは思うし長く感じなかったが 万人受けし易いのは2時間バージョンだろう。 【Dry-man】さん [映画館(邦画)] 9点(2020-01-05 10:57:08)
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