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ジキル博士とハイド氏(1931) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ジキル博士とハイド氏(1931)
製作国
上映時間98分
ジャンルドラマ,ホラー,サスペンス,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 二重人格の話題は精神分析的な思考へいざなうのだが、抑圧された許されざる欲望をなんとか昇華して意識の側に統合してゆくという方角(フロイト)とは真逆の、「分離」することをジキル博士は目指すので、一見はラディカルなマルクーゼやヴィルヘルム・ライヒの革命的な運動のことを連想させるのだが、しかしこの世に有効性はなく結局は無惨な結果を招くだけである。ハイド氏にはミソジニーや格差志向などの要素がむき出しになっており、抑圧された「欲望」というものの批判的検証が必要だという、教訓的な映画にもなっている。
ひと3さん [DVD(字幕)] 6点(2025-05-11 23:13:46)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 6.64点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.98
このレビューの偏差値 43.36
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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