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暖流(1957) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 暖流(1957)
製作国
上映時間94分
ジャンルドラマ,ラブストーリー,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 左幸子が回る、環境の同調圧力を振り払う独楽のようにブンブン回りながら、恋のターゲットに向かって一直線。野添ひとみも素晴らしい。きわめて動的で立体的な演出で、イマジナリーラインを絶えず踏み越えるゆえ、見交わしの都度人物の位置が左右反転する。人物が頻繁に横に動いてイマジナリーラインを跨いだり、カメラが人物の背後に回って逆サイドからも撮ったりで。もちろん人物位置の反転自体が良いのではなくて、輪郭のある人物どうしの格闘が、反転の度により深められ、映画語りの速度を上げることこそが。この『暖流』の秀逸な撮影者ということで村井博を知る、すると、彼にはあの宮川一夫を鋭く相対化する視点がある、ということに出会う(「インタビュー 村井博」『映画監督 増村保造の世界』所収)、興味津々!
ひと3さん [DVD(邦画)] 9点(2020-12-17 02:17:25)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 6.20点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.72
このレビューの偏差値 59.46
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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