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祇園囃子 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 祇園囃子
製作国
上映時間85分
劇場公開日 1953-08-12
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 完璧。今で言えば芸能事務所のシンドイ話を見せられる感じ。ラストシーンだけでも素晴らしい(という言い方は、濃密な作品世界のラストシーンについにいたった感慨でもある)。新入り若尾文子の身代わりで辛い務めを引き受ける木暮実千代の笑みで終わる。乗り越えた笑みなのである、凄い。 長回しの溝口(宮川一夫カメラ)だが、畳の座位から立ち居への移行にアクション繋ぎが例外的に二三あってメリハリが導入される。日本家屋の襖や簾などの上下の線がフレーム内フレームとして頻繁に画面を、閉じられた謀略・欲望・権力の空間として現出させる。
ひと3さん [映画館(邦画)] 10点(2011-03-15 19:34:31)
その他情報
作品のレビュー数 31件
作品の平均点 8.16点
作品の点数分布
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313.23%
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626.45%
7412.90%
81135.48%
9825.81%
10516.13%
作品の標準偏差 1.44
このレビューの偏差値 58.88
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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