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キャロル(2015) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 キャロル(2015)
製作国米,英,仏
上映時間118分
劇場公開日 2016-02-11
ジャンルラブストーリー,同性愛もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 初め、ピントがあってないのかと思うほど、解像度が悪くて、若干ひいたミディアムショットにもなると、主演女優らの目鼻たちがぼやけてしまって、表情から機微がよく汲み取れませんでした。HDデジタルで撮っておいて、あとからわざと端末操作でローキーのフィルムライクな処理をほどかしているのかと思いました。しかし、本作がなんと16mm(スーパー)で撮影して、35mmにプローアップしたことを知り、その自然光を多用した高感度ノイズもそのままに、ざらついた質感をフィーチャーした意味合いがわかったしだいです。描かれた内容については、もう一つ乗りきれませんでした。同じ50年代を舞台にした「楽園から遠く離れて」のような類型的な作劇(意匠は異端)ではなく、時間軸の変則性や、キャラクターたちが相互に交換する長い凝視に集約させた、より内省的なショットの積み重ねが、当時の女性のヘア・メイクや衣装など、一見、華やかにも見える皮相とギャップを感じさせ、素直に劇中に入り込めなかったのかもしれません。
大通り・ヘップバーンさん [映画館(字幕)] 7点(2016-02-22 17:07:29)
その他情報
作品のレビュー数 32件
作品の平均点 7.28点
作品の点数分布
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6515.62%
7928.12%
8721.88%
9618.75%
1013.12%
作品の標準偏差 1.35
このレビューの偏差値 48.46
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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