Menu
 > 作品
 > ハ行
 > パリ、テキサス
 > Dream kerokeroさんのレビュー
パリ、テキサス のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 パリ、テキサス
製作国西独,仏
上映時間146分
劇場公開日 1985-09-07
ジャンルドラマ,ロードムービー
レビュー情報
《ネタバレ》 男が女に抱く妄想。女が男に抱く妄想。それぞれの妄想が主張し合って男と女はこじれ、もつれ、破滅する。そのことを2時間20分もかけて見せてくれますが、そこへたどり着くまでが弟夫婦を間に挟んだ、自己の再確認と息子との改善修復。男女間の思想論はラスト20分ほどのマジックミラーでの会話のみ。ある意味そこの部分を昇華させるために、あえて前半の長い時間を使って丁寧に丁寧に無情な愛を描いていったんでしょう。最終的には実の母の愛に回帰していく。男はまたさまよい続けると。世の中にある様々な愛の中でもやっぱり母の愛が一番だということなんでしょう。だって父親と再会した時よりも、母親と再会した時のハンター少年のリアクション、めっちゃ差がありましたよ。でもね一番かわいそうなのは4年間実の子のように育ててきた弟夫婦じゃないでしょうか。なんかやるせないですね。それにしてもハンター少年の達者なこと達者なこと。トランシーバーは非常にいいアイテムでした。可愛いぞ、この野郎です。

「テキサス」という荒廃としたイメージと「パリ」という華やかなイメージ。男女間の妄想をうまく表現してますね。ただ、もうちょっとコンパクトに出来たんじゃないかとも思う。
Dream kerokeroさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-05-21 18:13:58)
その他情報
作品のレビュー数 185件
作品の平均点 7.70点
作品の点数分布
000.00%
121.08%
210.54%
352.70%
463.24%
5137.03%
62010.81%
72312.43%
84122.16%
93317.84%
104122.16%
作品の標準偏差 2.02
このレビューの偏差値 45.84
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
パリ、テキサスのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS