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この映画に私が一番期待していたのは戦闘シーン。それは予告編を見た時に、ビビっときたからです。物語的な部分は後回しでした。結果的に、たしかに特殊効果は素晴らしく、近年の日本映画の中ではトップクラスの仕上がりだったと思います。しかし映像以外のカット割りだとか、SEだとかが今一つで、緊迫感を下げる要因になっていました。また戦闘シーンそのものも、予想以上に少なく感じました。なので必然的に物語部分に注目することに。生きて帰りたい、という主人公の設定は斬新な切り口だと思いました。ただこの設定だとどうしても主人公が最終的に、特攻、をしなければ感動という地点に着地できない。だから特攻というものが美化された予定調和となってしまい、そこがどうしてもこ作品のアキレスになっている気がしました。『戦争』を後世に残していきたい。その想いは十分伝わりました。
【Dream kerokero】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-08-11 17:54:11)
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