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《ネタバレ》 「第九地区」のヒットで、製作費をガッポリ貰えて作られた映画。本来こういったパターンは、お金をふんだんに使って見栄えばかり派手で、プロデューサーの言いなりってケースが多いのだが、この作品に限ってはそんなことにはならなかった。その要因の一つとして、この監督の映画に対するスタンスが揺るぎなきものとしてあり、決してブレる事がないからなのだろう。たいしたものです。この「ブレない」ということは大いに評価していいと思います。まぁだからといって良作とは限らないんですけどね。以下気になった点を。エリジウムの構造が気になった。密閉型コロニーではないみたいで、簡単にシャトルが上空から侵入とかして、一体どうなってんだ?って気になった。もう一丁エリジウムで。思いのほか小さくないか?ガンダムのコロニーなんかと比べちゃうとかなり小さいですよね。居住者数って何人くらいなんだろう?でそこから最大の問題点を。地球上の全市民にエリジウムへの権利が与えられて映画は幕を閉じた。一見するとハッピーエンドのように見えるが、政府機関が崩壊し、病に苦しむものがいなくなったら、また新たな問題が浮上してくるはず。であんな小さなコロニーに住める人数は限られてくるわけだから、また争いが勃発するんでしょうね。まぁそこが問題点ではあるのだけれども、もしかしたら逆に、監督の狙いなのかな?その後のエリジウムを観客に想像させてあーだこーだ議論してね、みたいな。ははは。とにかく今後この監督の作品は、要チェック!ですね。PS:なんだかんだでマット・ディモン、大したものです&ジョディ・フォスターの無駄遣い(笑)でした。
【Dream kerokero】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-09-23 22:35:53)
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