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《ネタバレ》 アカデミー監督の作品だというのに、公開当時は、全く話題にさえならなかった映画。オマケに評価も芳しくない。それでも私はこの映画、嫌いじゃないです、むしろ好きですね。まず出演者たちの演技が素晴らしい。誰も彼も一癖も二癖もありそうで、それを大袈裟にでなく静かに淡々と演じているのが良かった。特に、クスリ漬けにされ宣教師になったエマを演じたエル・ファニングはなかなか侮れなかった。ただ、主役のベン・アフレックは相変わらず表情筋が数ミリしか動かない、ビミョーな演技でしたが。それから何と言っても映像、撮影の素晴らしさはまさにこれぞ映画!と言いたくなるほど美しく、世界を堪能できた。本来なら闇社会なんだから、もっとダークな雰囲気でもいいと思うのだが、そうじゃなく、とことこん光の明るさや美しさにこだわっているところが、本来のギャグものとは一線を画していて印象深かった。
映画を愛してやまないベン・アフレックが、アメコミヒーローとは別の角度から光と闇の人間社会を描いた、意欲作だと感じました。 【Dream kerokero】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-12-01 06:58:51)
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