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《ネタバレ》 まだ『離婚』ってもんが日本ではそんなになかった(身の回りでは)頃にこの映画に出会って、離婚はともかく親権を争う内容に、ものすごい違和感を覚えた記憶が。
なんとなく訴訟社会のアメリカで、ホットコーヒーで火傷しただけで何億円も賠償命令がでるような、そんな荒唐無稽なお伽噺のように思ってました。 当時は映画の主人公が正義だと思ってたので、父親と息子の絆を、出ていった母親が引き裂くかのように思ってましたが、そうではなかったですね。 どうも記憶違いで裁判で父親が負けたところで、なんなんだこの理不尽な結末は!って思っちゃってたけど、メリル・ストリープの子供を思う気持ちで、また単純ではない結末でした。 この作品から得られるものってたくさんあると思う。 社会の有り様ってのは少しずつではあるけど変わっていくし、婚姻関係ってのもそれにとも伴って変化していくんですよね。 この時代にその当時の感覚をフィルムに焼き付けたこの作品は、とても素晴らしいと思いました。 また見直したときに、なにか感じることに変化があるかもしれません。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2021-11-10 04:39:44)
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