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若者のすべて のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 若者のすべて
製作国伊,仏
上映時間177分
劇場公開日 1960-12-27
ジャンルドラマ,モノクロ映画,スポーツもの,犯罪もの,青春もの
レビュー情報
《ネタバレ》 5人兄弟は多すぎだろ…(名前と顔覚えるのに一苦労だぜ)なんて最初は思いましたが、いやいや全くそんなことはありませんでした(笑)この家族の運命の残酷さに見入ってしまいます。

都会に染まっているどこか無関心な長男と若く順応できた客観的にものを見ることができる四男、この2人とは反対に気ままな二男シモーネと家族愛が最も強い三男ロッコは都会の急流に流されるまま。シモーネのナディアへの愛は、イタリア人らしい情熱的さを超えて完全に狂ってしまった。最後は愛は残っていなかっただろう。運命に対する憤りの矛先を彼女に向けた。

この作品で誰よりも悲惨なのはナディアだろう。愛するロッコの前で辱められ、その後のロッコに別れを告げられる。教会の屋上でのこのシーンは印象的。飛び降りてもおかしくないほどの状況にハラハラ。ロッコの家族愛を重んじる姿は理解できずショックだったでしょうね。このあたりからナディアが気の毒でナディアに感情移入してしまい、最後のロッコがシモーネの罪を隠そうとするところも、何言ってんだこいつは…と思ってしまった(笑)

全ての兄を見てきた末っ子はどのような人生を歩むのか。あのお母さんを幸せにしてあげてほしいですね。
さわきさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-07-28 01:36:06)
その他情報
作品のレビュー数 21件
作品の平均点 6.95点
作品の点数分布
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6419.05%
729.52%
8733.33%
914.76%
1029.52%
作品の標準偏差 1.73
このレビューの偏差値 53.49
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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