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二十四時間の情事 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 二十四時間の情事
製作国仏,日
上映時間91分
ジャンルドラマ,ラブストーリー,戦争もの,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 男女の関係を通じた戦後時代の距離感が面白い。映画の多くは二人の会話である。会話を重ねお互いの距離は近づいていくが名は知らない。形式ばったことを軽視することで、奥深い情感が滲み出てくる。
詩的で軽妙な会話を見ていると、読みやすい本を読んでいるようで心地良くなるし、フランス女性の感情を想像したくなってくる。
彼女は酒などでは癒し得ない傷があり、それが原因となって日本男性への気持ちに葛藤している。しつこいくらいの葛藤が、戦時の平時とは違う異常性を強く考えさせられる。戦争について精神的な後遺症をこの時代にピックアップした点は驚きだ。

二十四時間の情事の後、彼らはどうなったのだろうか考えさせられる。最後に互いに名前を知らないことが強調されるから、教え合うことで情事は終わるのかな。何となくそう考えたくなったから、反戦映画としての意義も十分あるのかもしれません。
さわきさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-01-29 16:25:35)
その他情報
作品のレビュー数 18件
作品の平均点 6.11点
作品の点数分布
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3316.67%
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作品の標準偏差 1.91
このレビューの偏差値 52.43
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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