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死の棘 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 死の棘
製作国
上映時間114分
劇場公開日 1990-04-28
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 人間の狂気性の悍ましさとシュールな笑いが共存している凄い作品。松坂慶子の圧倒的な演技と岸部一徳の不気味な個性が噛み合ってエライことになっている。印象的なシーンが2つある。1つはプラットホームでミホが邦子を見かけ半狂乱に陥るシーン。公共の場こそ狂気が映える場所で、いきなり「アイツが~」と言い出した時はホントにドキッとしました。「アイツ」という言葉が憎悪を的確に表していますね。もう1つは水のない沼地で何故か船に乗ってるところ。不協和音の音楽と飛び回る鳥が相まって不気味さ全開。手汗も全開。一方で面白いところもあって、心が正気と狂気の狭間にある時はどこかしらシュールさがあるし、最後の女同士の取っ組み合いは冷や冷やしながらもどこか可笑しい。あんなのそんなに見れるもんじゃないです。非常に見応えがある作品でした。
さわきさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-07-21 01:05:39)
その他情報
作品のレビュー数 19件
作品の平均点 6.79点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.20
このレビューの偏差値 58.47
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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