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明治天皇と日露大戦争 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 明治天皇と日露大戦争
製作国
上映時間114分
劇場公開日 1957-04-29
ジャンルアクション,ドラマ,戦争もの,シリーズもの,歴史もの
レビュー情報
司馬遼太郎「坂の上の雲」に触発され、日露戦争や秋山・広瀬らの軍人に興味を持った。日露戦争はなぜ起こったのか、その背景はとさぐるうち、昔この映画があったことを思い出して鑑賞。
実は映画館でも見る機会はあったのだが、いかにも右翼的ということで長い間敬遠していた映画である。
映画としては良くできており、歴史的な背景や事実関係がよくわかる。その点では良い教材でもある。明治天皇が周囲の戦争一色に対し、慎重論であったこともよくわかった。しかし最後はやはり軍部に負けたと言わざるを得ない。あれだけの権威と権力があれば、戦争を回避できたのにとも思う。
また、日露戦争そのものは多くの犠牲を払い、幸運にも恵まれて勝ったというのに、「犠牲」や「幸運」は語られず、日本は神の国、絶対に戦争に負けない国になってしまった。
東郷や乃木を大スターが演じて英雄化させることなく、日露戦争全体を描いたのは評価できる。しかし、「勝った勝った、万歳」によって不幸な歴史の始まりになったことを思うと、平均点以上はつけられない。
ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 4点(2011-03-20 08:09:02)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 5.62点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.33
このレビューの偏差値 40.90
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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