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沈まぬ太陽 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 沈まぬ太陽
製作国
上映時間202分
劇場公開日 2009-10-24
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
久々の長編小説の映画化であり力作であるが、正直に言って原作者の主張が十分発揮された作品であるとは言い難い。
たしかに原作をなぞってはいる。しかし、あれもこれもという形だから散漫になっているし、時代背景や組合活動、それに親方日の丸と揶揄される会社組織の実態を知らないと上っ面だけを見てしまう結果になる。
高度成長期の頃は利益を上げることが優先されすぎて、飛行機の安全点検や労働環境改善などは軽視されていた。また国が後ろ盾になることで放漫経営が発生し、閉鎖性によって内部組織は腐敗していた。これは国民航空だけでなく、三公社五現業と言われる団体は似たり寄ったりであった。
原作者はこれにメスを入れることで、どうあるべきかを社会に問うているのである。
飛行機事故は一度起これば常に大惨事を招く。そうならぬよう、常に99.99%以上の安全性を図らねばならないということを強く印象づける映画であってほしかった。
ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 7点(2011-02-12 22:02:23)
その他情報
作品のレビュー数 79件
作品の平均点 5.99点
作品の点数分布
000.00%
133.80%
211.27%
322.53%
456.33%
51316.46%
62126.58%
72430.38%
8810.13%
911.27%
1011.27%
作品の標準偏差 1.68
このレビューの偏差値 53.59
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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