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マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 マーガレット・サッチャー/鉄の女の涙
製作国英,仏
上映時間105分
劇場公開日 2012-03-16
ジャンルドラマ,政治もの,実話もの,伝記もの
レビュー情報
《ネタバレ》 強い国家をめざす保守主義の人たちからは、故チャーチルに並ぶという形容をされるが、マーガレット・サッチャーは決して偉大な政治家というわけではない。
「リトル・ダンサー」や「ブラス!」でもわかるように、不況打開のためには炭坑閉山や組合運動つぶしに積極的だった人であり、フォークランド諸島をめぐるアルゼンチンとの紛争にも、話し合うことなく勝利あるのみと戦争をしかけた張本人である。だから支持される面も強いが、反発も相当ひどかった。
この映画でも、そういう一歩引かぬ強い態度を十分に表現している。また政権末期における国民の批難や退陣を迫る側近らの声すら一切聞かぬ態度は、信念というか頑固というか実にすさまじい。その反動もあろうが、退陣した後のサッチャーは認知症を患って非常に痛々しい。そういうマイナスの面も映画はよく捉えていて見応えがある。
ところで永田町で試写会があったみたいだが、政治家の先生方が、国民の声を聞かないところだけを見習うのではと心配になった。
ESPERANZAさん [映画館(字幕)] 7点(2012-03-17 15:24:31)(良:2票) (笑:1票)
その他情報
作品のレビュー数 47件
作品の平均点 5.72点
作品の点数分布
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912.13%
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作品の標準偏差 1.41
このレビューの偏差値 56.42
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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