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坊っちゃん(1977) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 坊っちゃん(1977)
製作国
上映時間92分
ジャンルドラマ,コメディ,青春もの,学園もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 映画やTVドラマで数多く制作された「坊っちゃん」であるが、映画はこれしか見たことがない。当時中村雅俊といえば青春ドラマで大活躍中だったし、マドンナが松坂慶子であれば、ためらわず見るほかなかった。
イナゴ事件や風呂で泳ぐべからずなど、原作のエピソードを忠実に表現しているかと思うと、ヤマアラシとの出会い(人力車競争)のように、原作にない部分もある。それはそれで良いだろう、映画なのだから。
しかし肝心の、主人公がなぜ「坊っちゃん」と呼ばれていたかがはっきりしない。映画の初めに出てくる下女(今使うと差別用語だろう)の清が坊っちゃんと呼んでいたことに由来している。松山で先生をする前の、この清との関わりをもう少し膨らませてほしかったのだが・・・。(興味ある方はぜひ原作を)
次に、松山中のくせ者揃いの先生方、その性格描写は及第点、役柄がよく合っていたと思う。特に教頭赤シャツの米倉斎加年はテレビでも赤シャツを演じていたほど。
赤シャツといえば、この赤シャツを主人公にした青年座の演劇も見させてもらったが、実に興味深かった。
「ヴィオロンのため息」ヴェルレーヌの落葉の詩もこの映画で知った。ヴィオロンとはもちろんヴァイオリンのことだが、あの調子はずれの音はマドンナの演奏か?

ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 6点(2011-05-21 07:29:26)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 5.71点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.16
このレビューの偏差値 52.12
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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