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いちご白書 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 いちご白書
製作国
上映時間109分
劇場公開日 1970-09-19
ジャンルドラマ,青春もの,学園もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 スタートの主題歌「サークルゲーム」は良く印象的、だがいちご白書の若者たちと同年代を過ごした私にとっては、大いに不満の残る映画だった。前半の恐ろしく退屈な青春ドラマと、後半の講堂での警察との衝突が、あまりにも不釣り合いというかかみ合わない。
講堂での衝突シーンはおそらく現実に起こったできごとをそのまま表現したものだろう。無抵抗の学生を強権発動でもって排除していく様子がリアルに描かれている。
しかし、なぜそれほどまでして学生が立てこもったのかが描かれていない。これでは経験に乏しい現代の若者が見ても疑問に思うだけだろう。
毛沢東やゲバラの写真が掲げられてあっても、中は至って平穏。議論も活動も何もない。理想に燃え激論を戦わせた私たち日本の学生運動とはまったく異質、「革命ごっこ」にしか見えず、ずいぶん甘い学生運動だ。やはり資本主義大国の米国ゆえだろうか。
唯一おもしろかったのは食料調達係と雑貨店主人のシーン。
ESPERANZAさん [映画館(字幕)] 5点(2012-02-13 23:35:23)(笑:1票)
その他情報
作品のレビュー数 35件
作品の平均点 5.94点
作品の点数分布
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3514.29%
425.71%
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6720.00%
7822.86%
8411.43%
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1025.71%
作品の標準偏差 1.82
このレビューの偏差値 47.15
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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