Menu
 > 作品
 > カ行
 > 雁の寺
 > ESPERANZAさんのレビュー
雁の寺 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 雁の寺
製作国
上映時間98分
劇場公開日 1962-01-21
ジャンルドラマ,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 水上勉の原作を読んだわけではないが、映画を見るだけでもそのすばらしさを感じる。
捨て子として育ち寺にあずられた慈念、母を慕う気持ちはいくら修行を積もうとも消えることはなかった。彼の目の前で繰り広げられる和尚と里子の痴態の数々、それが人を殺めるという犯行を引き起こしたのだろうか。それでも気持ちは救われず木村功の竺道に問いつめる。その結果が寺を去る決心になったのだろうが・・・。
映画は三島雅夫の和尚がすばらしく、若尾文子も美しく悩ましい。しかし何と言っても南嶽が描いた雁の絵、最初に出てきて最後に全容を現す。慈念によって破られた親子の雁、それだけが新しく張り替えられている。物語の主題を現すかのように・・・。
ESPERANZAさん [DVD(邦画)] 8点(2011-07-04 20:06:26)
その他情報
作品のレビュー数 15件
作品の平均点 7.80点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5213.33%
6213.33%
716.67%
8426.67%
9426.67%
10213.33%
作品の標準偏差 1.60
このレビューの偏差値 50.78
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
雁の寺のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS