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BALLAD 名もなき恋のうた のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 BALLAD 名もなき恋のうた
製作国
上映時間132分
劇場公開日 2009-09-05
ジャンルドラマ,ラブストーリー,アドベンチャー,ファンタジー,時代劇,ファミリー,リメイク,TVの映画化,漫画の映画化
レビュー情報
鑑賞前、個々のレビューは読んでいないが、レビューランキングで上位に入っていたので期待して見に行った作品。

期待が裏切られたりはしなかったけれども、特に深い感銘を得るということもなかった。

こうなるんだろうな、という予想通りに話が進んでいき、ここで泣かせるんだろうなという場面で盛り上げてくる。
そういう意味では、見る人の期待を裏切らない"優等生的な"作品といえるだろう。

しかし、優等生というのはえてしてつまらないものである。
この場合のつまらないという言葉は、刺激が無いという意味が一番合うかもしれない。
やはり、いくら役者が鬼気迫る表情で戦っていても、流血しない合戦シーンというのは、些かリアルさに欠ける気がする。

山崎監督は、映像美を重視した上で、血は描かないことにしたのかもしれない。確かに、"Always~"からも監督の映像美に対するこだわりはうかがえるし、今作にもこだわって作ったであろう、美しい風景がちりばめられている。
そういう観点から言えば、流血しない合戦シーンというのもありなのかもしれない。
あくまで私自身が物足りない、というだけであって。

主だったキャストについて述べると、草なぎ剛は役が"25才"という設定には少し無理があるように感じたが、真面目で不器用、しかし芯は強い"又兵衛"という男を上手く演じていたと思う。
新垣結衣は、姫の役として必要不可欠な透明感が携わっており、良かった。

個人的に、隠れ主人公だと思う真一役の武井証くんは、普段から敬語を使い慣れているからか、敬語が多い今作の台詞も自然に言い回していて、子役だから他の役者から浮いている、などということも無かった。

いい作品なのだが、何か物足りない…
その"何か"は、多分毒であったりクセであったりするのだろうが、普通の親子連れにはそんなものは必要無いとおもうので、作品が対象とする層にはパーフェクトな映画だと思う。

自分のように、毒やクセが無いと、何か足りないと感じてしまう少数の人(?)は、少し物足りないと感じるかもしれない。
Sugarbetterさん [映画館(邦画)] 6点(2011-01-27 16:26:00)
その他情報
作品のレビュー数 39件
作品の平均点 5.23点
作品の点数分布
012.56%
100.00%
212.56%
312.56%
4923.08%
51128.21%
61025.64%
712.56%
8410.26%
912.56%
1000.00%
作品の標準偏差 1.69
このレビューの偏差値 52.70
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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