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《ネタバレ》 すべて彼女のために→今作という順番で、連続して鑑賞。
改悪だと思うところもあったが、オリジナルとは違った良さもあった。 オリジナルと比較して良かったところは、ヒューマンドラマ部分が描き足されていたこと。家族としての描写や、公園で出会う同じように複雑な境遇を持つ(であろう)母親が物語に関わってくるところなど。 悪かったところとしては、売人襲撃の際に主人公が簡単に銃を発砲する点と、刑務所への小細工の際に子供が近くにいる点。子供に見られながら犯罪を犯すのはいかがなものか… あと、今作の見せ方としては必要だったのであろうが、一度主人公が子供を諦めたことによって妻が自暴自棄な行動を起こし、その後2人で静かな時を過ごす高速道路の場面。あれだけタイムリミットに拘っていたのにまったりしてる場合じゃねぇ!とモヤモヤさせられた(苦笑) オリジナルより家族に重点がおかれていた今作においては、子供の存在を強調する上で必要だったのであろうが、オリジナルのように子供は何事もなく拾えた上で予め計画していた相乗りで検問を突破する…という方がスマートでよかったかな、と。 ただ、オリジナルでは敵でしかなかった刑事が、終盤で冤罪を疑ってくれ、彼女の主張を証明する証拠を探してくれる描写の追加は良かったと思う。 オリジナルにはラブストーリー重視で余計なものは排除しているという良さがあり、今作にはヒューマンドラマとしての良さが追加されている。 どちらもありだと思う、2作であった。(あとは個人の好みでどちらが好きかわかれるかな) 【Sugarbetter】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-02 12:21:43)(良:2票)
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