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《ネタバレ》 毎週楽しみにしていた旧版(GAINAX版)の本放送で25/26話で落胆したオールドファンですが、今回の「Q」に関しては今までの展開をすべて覆す可能性を感じ、楽しめました。主人公(と視聴者)のみ時間が継続していて、周囲の時間の方が遙かに経過してしまい、世界が破壊され、敵味方すら混沌としているという展開は、最近の漫画「ジャイアントロボ バベルの籠城」と似た展開ではありますが、エヴァ世界観的には新鮮です。「ふしぎの海のナディア」でGAINAXにはまってからエヴァへ行った世代としては、今回序盤の山場でナディアのBGMが数曲使われていたのは感慨深いものがありました(しかも大塚明夫ボイスの新キャラまで)。不安といえば、これだけ広げた風呂敷をきちんとたためるのか。実はGAINAX旧劇場版の「シト新生」でも、今回と同様の期待を膨らませたものの、「Air/まごころを君に」で変な方向に収束させて、裏切られた経験があります(それでもTV版よりはましでしたが)。死海文書ならぬ新劇場版公開のタイムスケジュールはすでに数年の遅れが出ていますので、完結編「?」の方は早い時期に見せていただきたいものです。
【蛇蟇斎狐狸窟】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-11-20 07:10:36)
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