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《ネタバレ》 とりあえず原作(ノベル・アニメ・マンガ等)を知らない人はお断り、といった感じで、人物紹介も世界観説明もなく、いきなり当麻とインデックスの日常シーンから始まり、怒濤のように事件が展開していきます(この辺、毎年のように申し訳程度の説明を入れる名探偵コナンとは対極にあるというか…コナンのあれは要らないなぁ)。話自体は劇場版独自のエピソード。みんな夏服を着て、白井黒子が車椅子に乗ってることから、大覇星祭前後の時期設定なのでしょうか。絵のクォリティはTVアニメの時から高かったのですが、劇場版でも健在。筋については多彩なキャラクターにそれぞれ活躍場所を与えるためもあってか、話の展開は若干強引だったかもしれません。宇宙エレベータのターミナル内で携帯電話がタイムラグなしでつながるとか、今回のヒロイン鳴護アリサ(風斬氷華と似たような存在)に当麻の右手が作動しないとか若干ご都合的と受け取れる箇所もありますが、全体としては大きな破綻もなく、まあまあ面白かったかな、と。標題にもなっている「奇蹟」がキーワードとなり、ゲスト・レギュラーそれぞれが活躍する、ファンサービスに富んだ作品になっています。禁書目録初登場?の佐天さんや青髪ピアスなどのチョイキャラ、ローラやアレイスターのような黒幕までチラチラ登場させながら、なぜか常連の舞夏が出ていなかったような…?
【蛇蟇斎狐狸窟】さん [映画館(邦画)] 6点(2013-03-23 07:32:08)
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