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《ネタバレ》 ルパン・コナンともに長年、毎年楽しみにしているファンにとって、両者のコラボ競演というのはもう、それだけで興奮してしまいます。そういう意味で見る前から期待感が高すぎてしまったかもしれません。話の盛り上がりとしてはごく普通で、毎年のコナン映画・ルパンのテレビSPの水準から大きく上回る訳でもなく、相乗効果を期待していた身としては、やや肩すかしといったところ。まあ、つまらなくは無いんですけどね。話が散漫になりがちだったのは、ルパン一味もコナン君たちもゲストキャラも、全く別々に行動しているためかもしれません。常に一緒なのは少年探偵団と阿笠博士、蘭と園子だけで、コナン、灰原、ルパン、エミリオ、次元、五ェ門、不二子、銭形、警視庁捜査一課がそれぞれの思惑でバラバラに行動するため、話の筋を追いづらく、最後にはFBIまで加わって…大勢見に来ていた子供には、かなり分かりにくい映画だったような気がします。あと、単発の話と思いきや、前作(テレビSP)の設定が生きていて、しかも肝心のオチに絡んでるのもちょっと…ルパンの良さは、毎回設定がリセットされるところでもあるので、前作を知らないと筋が繋がらないというのは、ちょっとマイナスです(私自身は見てましたが、だいぶ設定を忘れていました)。とはいえ、両作品のコラボは双方のファンとしては大歓迎なので、今後も数年に一度やって欲しいなあ。ゲストキャラの声の演技は思ったよりは浮いていなくて良かったです。むしろベテランの小林清志(次元)や家弓家正(ブラック)に声の衰えが感じられ、少し心配になりました。
【蛇蟇斎狐狸窟】さん [映画館(邦画)] 6点(2013-12-10 07:38:46)
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