Menu
 > 作品
 > ニ行
 > 日本のいちばん長い日(2015)
 > 蛇蟇斎狐狸窟さんのレビュー
日本のいちばん長い日(2015) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 日本のいちばん長い日(2015)
製作国
上映時間136分
劇場公開日 2015-08-08
ジャンルドラマ,戦争もの,政治もの,歴史もの,実話もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 特に意識した訳でもなく、たまたま8月15日に鑑賞。同監督・同主演の「あさま山荘事件」の時にも思いましたが、全体としてドキュメントタッチにしたいのか(それにしては事実が飛び飛びで精緻でない)、それともヒューマンドラマにしたいのか(それにしては淡々としすぎて物語性が足りない)、位置づけが中途半端だと思いました。元々原作の半藤氏からして、史料を広く渉猟している点では学者にも劣りませんが、若干思い込みが激しく結論ありきの印象もある方でして、本作でも阿南陸相の自決を良く描きすぎの感はあります。ただ全体としては右にも左にも傾かず、淡々と語られています(そこがドキュメント風で中途半端さを感じる原因でもありますが)。昭和天皇の描かれ方は、ロシアの「太陽」に較べるとまだ踏み込みが足りない気もします(本人役は一瞬しか登場しない「終戦のエンペラー」の方がある意味多角的に描かれていました)が、終戦過程にさほど詳しくない方に見せる分には十分かもしれません。キャスティングは重厚で文句ありませんが、終戦工作のキーマンの1人である迫水書記官長の扱いが若干軽すぎて、鈴木首相の書生のような感じに見えてしまいました。
蛇蟇斎狐狸窟さん [映画館(邦画)] 5点(2015-09-06 12:32:27)
その他情報
作品のレビュー数 37件
作品の平均点 5.46点
作品の点数分布
000.00%
112.70%
212.70%
312.70%
4513.51%
51027.03%
61027.03%
7616.22%
838.11%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.54
このレビューの偏差値 48.05
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
日本のいちばん長い日(2015)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS