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パーマネント野ばら のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 パーマネント野ばら
製作国
上映時間100分
劇場公開日 2010-05-22
ジャンルラブストーリー,コメディ,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 うわあ~、すっごく良かったです~! 単純な話を、これほどまでに魅力ある構成に仕立てる吉田監督の演出センスはさすが! 「桐島、部活やめるってよ」の時も驚きましたが、この作品は、さらにハイレベルな出来だと思いました!

登場人物は、男も女もろくでなしばかりで、こんなどうしようもないクズ人間しかいない町、日本から隔離しろよと言いたくなるほど。いかにもサイバラが描きそうな男女の恋愛模様・人生模様をコメディタッチで描いています。嫌悪感だけが残りそうなキャラクターばかりで、普通なら途中で観るのをやめてしまうところですが、なぜか引き込まれて、そして最後の切ないオチ・・・。 それまでのベタベタな「現実」を描くことで、最後が余計に際立っていましたね。

現実と妄想、まったく相容れない要素を、みっちゃんの「デート中?邪魔してごめんねぇ」のセリフが両者を結び付け、ひとつの世界へと違和感なくまとめ上げています。
一番印象的だったのが、なおこの、鹿島に髪をかき上げられた時の微笑み、そしてラストの子供が迎えに来て声を掛けられた時の微笑み・・・ まったく同じアングルですが、あえて同じシーンのように見せることで、後者の「これからは母としてしあわせになる」というメッセージがしっかりと伝わり、見ている側も救われました♪

小池栄子、役者としてあまり良い印象はありませんでしたが、この映画では輝いていたと思います。
ramoさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2016-11-09 18:22:55)
その他情報
作品のレビュー数 42件
作品の平均点 5.98点
作品の点数分布
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237.14%
324.76%
424.76%
549.52%
61535.71%
7921.43%
8511.90%
924.76%
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作品の標準偏差 1.72
このレビューの偏差値 60.16
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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