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ル・アーヴルの靴みがき のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ル・アーヴルの靴みがき
製作国フィンランド,仏,独
上映時間93分
劇場公開日 2012-04-28
ジャンルドラマ,コメディ
レビュー情報
《ネタバレ》 見始めたら、いきなり男が拳銃で殺されるシーン・・・。ハードで重苦しい内容かと思ったら、まったく違った雰囲気の映画でした。
警視が、船に隠れる黒人少年を見て見ぬふりをしたり、妻の病気が奇跡的に回復するラストシーンなど、話そのものは少々強引でマンガ的な部分もありますが、主人公を取り囲む人々の心のあたたかさを、余計なものをそぎ落としてシンプルに表現しているところが良かったです。現実の密航・移民・難民等の問題を解決するのは、政治的な理屈や都合ではなく、心の豊かさ・人間らしさ、という作り手のメッセージでしょうか。

何となく昔っぽいような画が古臭く感じなかったのは、音楽の力が大きかったと思います。また、わめいたり叫んだりという喜怒哀楽の過剰表現がなかったおかげで、終始静かな空気感が漂い、最後まで落ち着いて楽しめました。鑑賞後に調べたら、「浮き雲」の監督だったんですね。なるほど、納得。
ramoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-06-27 19:33:07)
その他情報
作品のレビュー数 28件
作品の平均点 7.14点
作品の点数分布
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6310.71%
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8828.57%
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作品の標準偏差 1.64
このレビューの偏差値 53.18
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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