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《ネタバレ》 現実世界では過去に戻れないのだから、いまこの瞬間を、毎日を、大切に悔いなく生きよう。それが一番の幸せなんだよ・・・的なメッセージを人々にうまく伝えるための良作映画だと思います。
タイムトラベルを絡めた軽いタッチの恋愛コメディ風の前半は前フリ、後半からは家族のつながりを描いた、心があたたかくなるヒューマンドラマでした。 タイムトラベルで失敗を何度もやり直して人生を軌道修正するティム、タイムトラベル能力がないために人生を台無しにしそうになる妹のキットカット。フィクションと現実とを見比べることで、人生における時間の大切さが、くっきりと浮き立っています。 そして、父親との最後のエピソードは泣けました。私自身、昨年父を亡くし、結局その4~5年前に帰省した時が父との最後の会話でした。「あの時が最後の会話になるとわかっていたら、もっと話すことがあったかも・・・」と思い出し、心が痛みました・・・。 この映画におけるタイムトラベルは、こうしたメッセージを伝えるための一手段で、いわば添え物。設定が甘かったり都合が良過ぎたりしますが、そんなことでこの映画に対する評価は変わりません。自分の「心の琴線に触れた」こともあって、とても印象に残った映画でした。 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2022-06-22 22:12:07)(良:1票)
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