Menu
 > 作品
 > ミ行
 > ミツバチのささやき
 > ramoさんのレビュー
ミツバチのささやき のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ミツバチのささやき
製作国スペイン
上映時間99分
劇場公開日 1985-02-09
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 まるで詩のような映像、メタファー的な表現、説明的過ぎないセリフなど、すべてが素晴らしくて、心から「あぁ、良いもの観たなぁ・・・」と思える作品でした!
少し精神的成長をみせるイサベルと無垢な少女のアンとのやりとりや会話がかわいらしくて、決して明るいテーマではないのに、BGM同様、長調的なムードに包まれます♪
印象的だったのは、線路沿いに立つ2人の横を汽車が走り抜けるシーン。解釈はいろいろあるんでしょうけど、ここは理屈じゃなくて、映像としての高い芸術性を味わえればそれでいいんだと思えました。
父親の「ミツバチは巣の中で報われない努力を強いられ、幼虫の運命は過酷な労働が待つ・・・」みたいなセリフが最初の方とラストの2回出てきますが、これはきっと当時のスペイン国民の声を代弁しているんでしょうね。
この映画は、ただ雰囲気を味わうのではなく、しっかりとしたメッセージを、レベルの高い手法によって表現した、観る人の「鑑賞力」を磨いてくれる作品だと思います。
ramoさん [DVD(字幕)] 9点(2015-10-25 07:18:29)
その他情報
作品のレビュー数 98件
作品の平均点 7.55点
作品の点数分布
011.02%
111.02%
211.02%
322.04%
444.08%
555.10%
688.16%
71717.35%
82525.51%
91717.35%
101717.35%
作品の標準偏差 2.08
このレビューの偏差値 53.36
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ミツバチのささやきのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS