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《ネタバレ》 うーん。これはどうでしょう。
面白い、面白くないの問題ではなく、ちょっと興味がわかない、どちらかと言えば苦手なタイプの映画です。 まず暗い。そして長い。 途中まではサクセスストーリの様相を呈していますが、『サクセス』とは少々違う気がしますね。 期待していたほど『SAYURI』にカリスマ性を感じることができず、芸者としての才能も、見ている分にはよくわかりません。 心の成長みたいなものがあるわけでもなく、『SAYURI』をメインとしたドラマとしては、物足りなさを感じます。 また、なんのひねりもオチもなく、バッドエンドのまま終わっているエピソードがあるのも、もやもやします。 姉と初桃はいなくなって終わり?おカボは実はさゆりをずっと恨んでいました、っていうサプライズだけやって終わり?延はさゆりをもう許せないってだけで終わり?さゆりは会長とうまくいきさえすれば、他の人間関係はもういいの? そりゃあそっちのほうが人間ドラマとしてはある意味リアルかもしれないけどさ、見るほうはそこに後味の悪さを感じこそすれ、満足感を得ることはできないのです。 桃井かおり演じるおかあさんが、なんかラスト良い人っぽくなっているのもなんだかね。この人も相当なことやってますよ? それに、私はフェミニストではありませんが、やはりこの時代の女性蔑視の社会通念みたいなものが苦手なようです。 【たきたて】さん [DVD(吹替)] 5点(2017-05-11 02:07:48)
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