タイトル名	ウェス・クレイヴン’ｓ　カースド
製作国	米,独
上映時間	97分
劇場公開日	2006-03-18
ジャンル	ホラー,サスペンス,モンスター映画

《ネタバレ》　　予想に反してかなり面白かったです。
　序盤の事故のつかみは完璧。崖から転落する車。車の中から女性を助け出す。これだけでもスリリングな展開なのに、何かを察知し怯えるクリスティーナ・リッチ。雰囲気作りが大変良いですね。助かったと思いきや『何か』に車の中から引きずり出されて引き裂かれる女性。体を真っ二つにされてもはいずる様子がいささかショッキング。この辺の描写は気合が入っています。
　ストーリーもなかなか面白くて、エリーとジミーが少しずつ変化していく様子が楽しい。
　エリーのターンは完全ホラー。ジミーはちょっとテイストが違って、もともとが『いじめられっ子』シチュエーションだったので、ある意味スーパーマン的演出あり。後半になればなるほど、ホラー的雰囲気がなりを潜め、コメディタッチが多くなります。
　『狼男のベースは誰だ？』的なミステリー･サスペンスの様相が一転、元凶がわかってからはアクションコメディのノリ。よく考えると前半とのギャップがなかなか凄いんだけど、そこまで不自然に感じないのは映画のつくりが上手いのでしょうか。
　飼い犬までウルフ化するなど、隅々まで手抜きが無く、テンポが良く、緩急があって最後まで楽しめます。
　個人的には今まで見た『狼男映画』の中では一番面白かったです。

作品のレビュー数	18件
作品の平均点	5.28点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 0 0.00％ 2 1 5.56％ 3 2 11.11％ 4 4 22.22％ 5 6 33.33％ 6 1 5.56％ 7 0 0.00％ 8 2 11.11％ 9 1 5.56％ 10 1 5.56％
作品の標準偏差	2.10
このレビューの偏差値	56.15 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値