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ピアノの森 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ピアノの森
製作国
上映時間101分
劇場公開日 2007-07-21
ジャンルドラマ,アニメ,青春もの,音楽もの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  天才系の映画って面白い。作品の出来不出来に関わらず、単純に自分はこのジャンルが好きなんだろうと思います。
 雨宮修平と一ノ瀬海というW主役の設定も好き。秀才タイプの人間が、何の努力もしてこなかった天才に嫉妬する。何も知らない天才に、『元天才』が師としてめぐり合う。もう何もかもがベタすぎて、でもベタだからこその味わいもある作品。
 更にはコンクールでの女の子の登場が、エンターテイメント性をより強くしましたね。
 雨宮君が弾いた後、女の子が弾きます。演奏の描写とピアノの音が凄く良くて、ざわつく会場。審査員が身を乗り出して、『今年はレベルが高いですね。』の一言。そしてここで海君の登場。このシークエンスが全部好き。否が応にもテンションがあがります。
 海くんだけ予選落ちになるのは予想通り。阿字野先生が海をより広い世界へ連れて行こうとうするラストも予想通り。すべてが予想の範囲を出ないステレオタイプの作品と言えそうですが、安心して楽しめます。
 海くんは天賦の才があります。でも楽譜が読めません。曲は聴いたら1回で覚えちゃいます。これって、まんま『の○め』と同じキャラ。どうしても既視感はついてきます。それをふまえても魅力的。雨宮君も女の子も先生も、登場人物それぞれの魅力が描けている作品。
 子供同士の殴り合いに若干引いてしまう部分はありますが、それ以外に嫌なシーンは一つもありません。毒気は足りませんが、ささやかな高揚感につつまれて、なんか頑張ろうと気持ちにさせてくれる良作です。
たきたてさん [DVD(邦画)] 7点(2019-04-17 14:08:43)
その他情報
作品のレビュー数 10件
作品の平均点 6.10点
作品の点数分布
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4110.00%
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6110.00%
7440.00%
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作品の標準偏差 1.22
このレビューの偏差値 56.04
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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