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ハナミズキ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ハナミズキ
製作国
上映時間128分
劇場公開日 2010-08-21
ジャンルドラマ,ラブストーリー
レビュー情報
《ネタバレ》  劇中の時代設定が長いスパンの映画はちょっと苦手。連続テレビドラマならまだしも、映画でそれをやってしまうと圧倒的に尺が足りなくなってしまうから。実際この作品もひとつひとつのエピソードが瞬く間に過ぎ去っていって、感傷に浸る暇もありません。
 紗枝と康平は、相手のことより自分のことが好きな人間に見えます。もちろん誰しもそーゆー一面は持っているでしょうが、この二人はあからさま。だから二人に全然感情移入できませんでした。
 そして思っていたより暗いストーリー。明るい雰囲気の滑り出しだったんですけどね。序盤の空気で終始楽しませてくれたらもっと高評価です。
 木内家は悲惨じゃないですか?父が死に、借金が膨らんで破産。母と妹は親戚のところに身を寄せ、妻からは離婚をつきつけられる。絵に描いたような一家離散。康平が、リツ子が出て行った後一人でご飯食べているシーン、見ていられないです。
 リツ子に想いを寄せる康平の友人や、木村祐一演じる真人兄ちゃんなど、好感の持てる人物もいますがすべて脇役。メインの登場人物が共感できない人間ばかりなのはチト辛い。
 カナダで紗枝が、康平の作った船の模型を見つけるシーンなど、ちょっとわくわくさせてくれるストーリー展開は好き。
 基本こーゆー系のラブストーリーはファンタジーの一種だと思っていますので、極端なリアルはこちらも求めていません。
 この映画に出てくる小さな偶然の積み重ねを見せてくれるのはフィクションの世界だけ。だから最後は無理矢理なハッピーエンドでも全然問題なし。むしろそーゆーのが見たくて映画を見ていると言っても過言ではありません。
たきたてさん [DVD(邦画)] 6点(2021-06-07 02:15:34)
その他情報
作品のレビュー数 18件
作品の平均点 4.94点
作品の点数分布
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100.00%
215.56%
315.56%
4633.33%
5316.67%
6422.22%
7316.67%
800.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.39
このレビューの偏差値 55.44
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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