Menu
 > 作品
 > ス行
 > スリーデイズ
 > たきたてさんのレビュー
スリーデイズ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 スリーデイズ
製作国米,仏
上映時間122分
劇場公開日 2011-09-23
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,リメイク,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》  昔見た『逃亡者』の家族バージョンみたいな印象。
 「自分」+「妻」+「子供」なので、逃亡の難易度としてはこちらのほうが高い。
 冤罪ものっていうのはよほど上手に作ってくれないと、フラストレーションのほうがはるかに勝っちゃって楽しめるもんも楽しめなくなっちゃいます。
 最後は無事ベネズエラに逃亡できるわけですが、妻は完全に潔白。にも関わらず、家、仕事、財産、祖国を失い、異国の地で家族3人再出発をしなければならない、これはハッピーエンドなんでしょうか。私は腹が立ちます。
 最後にベテラン刑事がもう一度現場で真相をつかみそうになるのですが、あと一歩のところでちぎれたボタンに気づかず。いや、そこは気付いてくれても良かったのではないかな。再捜査が始まる終わり方にしてくれれば希望も持てるし溜飲も下がるってものです。
 よってオチ、着地点は気に入らない部分が大いにあるのですが、逃亡劇が始まる中盤~ラスト、ここがとにかく面白い。
 緊張感は終始途切れず、それでいて準備段階では失敗ばかりだったラッセル・クロウ演じる父親のスーパーマンぶりに否が応にもテンションが上がります。
 見知らぬ老夫婦を同乗させることで見事検問を突破したり、あえて警察に見つかりそうなところに不正解の証拠(ゴミ袋)を配置してミスリードしたり、とにかくその頭の良さにしびれます。
 それにしても他の映画でとにかく無能に描かれがちな警察が、こーゆー映画になるとやたら優秀になっちゃうのが嫌になりますね。そんなに簡単に見つかるかいっていうくらい、人込みの中何度も遠目でジョンを見つけてしまう黒人刑事。これは逆ご都合主義の典型的な悪い例と言っていいんじゃないでしょうか。ここまで警察有利に事が運ぶとハラハラよりイライラが勝ってそこはマイナス。
 最後に、お金を手に入れるために人を殺しちゃったのは残念です。たとえ相手が悪党でもそこは人を殺さずにスマートに資金を調達してほしかった。奥さんの殺人容疑の冤罪を信じる夫が殺人を犯すってのがちょっとね・・・
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-11-30 20:56:58)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 77件
作品の平均点 7.01点
作品の点数分布
011.30%
100.00%
200.00%
300.00%
411.30%
567.79%
61519.48%
72735.06%
81722.08%
9911.69%
1011.30%
作品の標準偏差 1.44
このレビューの偏差値 54.78
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
スリーデイズのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS