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ザ・ダイバー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ザ・ダイバー
製作国
上映時間128分
劇場公開日 2001-05-26
ジャンルドラマ,伝記もの
レビュー情報
《ネタバレ》  思っていたのと違う、人種差別ごりごりの作品でした。
 原題を見ると、『名誉』が本来のテーマのようでして、それをふまえて観ていれば、また違った見方ができたかもしれません。そう考えると、タイトルって大事ですね。
 物語の8割は訓練で、『海猿』みたいなシチュエーションが続きます。あちらと違うのは、訓練よりも差別がメインというところでしょうか。『きつい訓練、こんなに頑張ったよ。』というのではなく、『こんだけ差別されて不当な扱いをされたにも関わらず、信念つらぬいて夢を実現した人がいるよ。』っていうストーリー。四面楚歌っぷりが尋常でない中で、主人公のカールがスーパーマンぶりを発揮するわけですからそりゃあ熱くなります。
 でも、正直言ってあまり好きじゃないんですよね。差別もの。観ているとストレスたまるし。特に今作はイライラしたな。
 個人的な好みの問題なのですが、映画を観ていてハラハラするのは良いんですが、イライラするのは嫌なんですよね。
 ただ、極端な差別描写を我慢すれば、訓練のラスト、実技試験で白人のチームメイトがカールを引き上げるあたりから俄然ストーリーが盛り上がります。カールは、はれてダイバーになれるし、チームメイトからも認めてもらえたわけだし、その後鬼教官ビリー・サンデー(ロバート・デ・ニーロ)もついにカールを認めちゃうわけです。
 やはりここが本作の最大の見所でしょう。あまりに険しい人種の垣根を、個人の努力と信念のみで乗り越えてしまう、認めさせてしまうということが現実にあったわけです。そういった記録を、後世に感動的なドラマとして残すという意味では、非常に価値のある作品と言えるでしょう。
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-09 11:56:45)
その他情報
作品のレビュー数 124件
作品の平均点 6.82点
作品の点数分布
000.00%
110.81%
221.61%
321.61%
4108.06%
51310.48%
61310.48%
73528.23%
83024.19%
91310.48%
1054.03%
作品の標準偏差 1.79
このレビューの偏差値 50.56
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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