Menu
 > 作品
 > ク行
 > クライモリ デッド・ビギニング
 > たきたてさんのレビュー
クライモリ デッド・ビギニング のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 クライモリ デッド・ビギニング
製作国
上映時間94分
ジャンルホラー,サスペンス,シリーズもの
レビュー情報
《ネタバレ》  久しぶりにドキドキしながらホラーを見ました。『1』や『2』と比べても、この『3』はかなり面白いです。
 病院に収容された人食い一族。言葉は話せないが、頭は良い。それを印象づける冒頭の惨劇。この導入だけで、心が釘付けになります。
 そしてメインストーリー。吹雪の中道に迷った若者達が冒頭の廃病院へとたどり着く。恥ずかしくなるくらいお約束の王道パターン。でも、それがイイ!
 なかなか人食い一族が出てこない。でも、冒頭の病院が舞台になっているため、緊張感のある画作りに成功しています。音楽もいいですね。
 人食い一族がでてきたら怒涛の展開。ホラー映画でよくある、『主人公は知っているけれど、まわりは誰も信じない。』なんて、しけた演出は一切なし。みんなが集まっているところに投げ込まれる人体の一部。あっという間にパニックに。みんなが見ている前で吊り上げられる女性。慌てて外に飛び出し逃げようとするが、点火プラグが抜かれている。このシークエンス、無駄がなくて好きですね。
 外は極寒。中は殺人鬼。どちらを選ぶか、究極の選択。
 途中で女性が一人外部との連絡係として助けを呼びに行くが、結局凍死。この女性の絶望的な状況も、限られた時間の中できちんと描いて見せたのは高評価。
 マイナスポイントとしては、千載一遇のチャンスに、何を思ったか『殺人鬼たちを殺すのをやめさせる』という不自然すぎるモラルが水を差す。
 まあそういった気になる部分があったとしても、適度な恐怖感、ぎりぎりラインのグロ描写、スピード感、サバイバル演出、そのどれもがバランスがとれていて、一級品のホラーとして仕上がっています。
たきたてさん [DVD(字幕)] 8点(2017-09-29 02:15:11)
その他情報
作品のレビュー数 4件
作品の平均点 6.00点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5250.00%
6125.00%
700.00%
8125.00%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.22
このレビューの偏差値 63.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
クライモリ デッド・ビギニングのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS