| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 淡々とした復讐劇。
淡々としすぎて、途中で中だるみしちゃう。 それでも、親父が息子のために、ヤップ、ロナルド、ストライクと順番に始末していく前半は良かったです。 絶対に復讐してやるという親父の気持ちが痛いほど伝わってきました。 もともと復讐ものは大好き。 弱者が強者に一泡ふかせるというシチュエーションも好き。 だから前半は良かったのです。 おかしくなったのは、『チャイナマン』とかいう殺し屋が出てきてから。 こいつに金を払って復讐を完了させようとします。 え?それは違うくない?復讐は自分で手を下してこそカタルシスを得られるってもんじゃないですか? それに、ヤップ、ロナルド、ストライクまではちゃんと殺害シーンが出てきたのに、兄のウィングマンやチャイナマンは『死にましたよー』って報告されるだけ。 なにかの意図があって、そーゆー演出にしたのかもしれません。 でもなんか『親父の復讐』も『映画』もちょっと後半手抜きに見えてしまいました。 映画そのものが淡々としているから余計に。 それに、私はいちいち原題まで確認しません。 映画のタイトル『ファイティング・ダディ』『怒りの除雪車』ですよ? もっと烈火のごとく怒り狂う父親を想像するじゃないですか。 親父の息子イングヴァルの遺体を駅のベンチに放置するシーンは静かながらなかなかの衝撃シーンでした。 だからこそ、親父の復讐が始まったときは不謹慎ながら胸躍ったものです。 それが終盤になるにつれ、なんか親父、くたびれて見えちゃって・・・。 どんどんこちらの期待とは違う流れに・・・。 中途半端なコメディテイストも個人的には邪魔でした。 それに後半人物の把握がわかりづらくなったのもマイナス。 ラストに死んだの誰ー? 【たきたて】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2025-06-05 02:48:34)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |